このページの先頭



ここから共通メニュー

共通メニュー


ホーム > スポーツ > アメフト特集 > Xボウル



2003年のXボウル

オンワードスカイラーク 13 7-0
0-7
6-3
0-0
10 アサヒビール

オンワードスカイラークスが初代王者

<アメリカンフットボール:ジャパンXボウル>◇03年12月16日◇東京ドーム

 オンワードスカイラークスがアサヒビールに13-10で競り勝ち、初優勝した。QB冨沢のパスが通らず苦戦も、RB加畑康弘(30)が126ヤードのランでカバー。第3QにTE金子が1ヤード決勝TDランを決めた。オンワードとすかいらーくの合併から3季目で社会人日本一を獲得。来年1月3日の日本選手権ライスボウルで、甲子園ボウル(21日、立命大対法大)の勝者と対戦する。最優秀選手は加畑、敢闘賞にアサヒビールのDL三好太郎が選ばれた。

  ユニホームの両肩部分が、ひきちぎられていた。170センチ、75キロのオンワードスカイラークスRB加畑が、アサヒビールの厳しいマークを振り切って、何度も苦境を救った。QB冨沢の自在なパスで押しまくる必勝パターンが通じない。第4QにFG1本で追いつかれる苦しい展開の中、チームは屈強なOLラインと加畑を頼るしかなかった。

優勝を決め、喜ぶオンワードスカイラークスの選手たち

 加畑はチーム全体の約87%に当たる126ヤードのランでMVPも獲得。目を潤ませて「もう最後だという気持ちで臨みました」と言った。95年春に防衛大を卒業後、航空自衛隊でパイロットを目指したが、目の検査で不合格。タップダンスのプロになる夢も挫折した苦労人は、97年のすかいらーく入社で再びフィールドに戻った。チーム一実直な男は3年前の合併でも「当初はオンワードの選手となじめなかった」。しかし1つのチームにまとまるにつれて実力を発揮し、優勝の立役者となった。イラク派遣が決まった防衛大の同期を気にしながらも、次は学生からの日本一奪回を誓った。



このページの先頭へ