アンニョンハセヨ~! アン・シネです。そろそろ夏休みを楽しんでいる皆さんも多いでしょうか。「アン・シネのサランヘヨゴルフ」。今週はワタシをもっと知っていただくためのシリーズ第3弾です。「アン・シネゴルフヒストリー第3章~ゴルフで一番大切なこと」。前の2回を読んで、少しずつワタシを身近に感じてくださっているみなさん、もっとお近づきになりましょう。ワタシとゴルフの関係、じっくり読んでくださいね。


7月20日、センチュリー21レディース第1日。笑顔で手を振るアン・シネ
7月20日、センチュリー21レディース第1日。笑顔で手を振るアン・シネ

 ワタシにとってゴルフとは? う~ん。難しいですねぇ。なんと言ったらいいか。そう! ワタシにとってゴルフは「生きていること=LIFE」だと言っていいでしょう。5歳の時にゴルフを始めたことは、前にもお話ししましたね。今ではプロゴルファーとして日々、暮らしていますが、常にワタシが人間として成長するのに、ゴルフはすごく助けになったと感じています。ゴルフをすることで、たくさんの人にも出会うことができました。

 人間、誰でも自分が一番大事ですが、ゴルフでは、同伴プレーヤーもとても大切な存在です。同伴プレーヤーと一緒にプレーすることで、1人きりの世界ではなく、みんなとの世界を築くことができるようになります。このことで、ゴルフだけでなく、人生で大切な他の人々との親交ということを学べた気がするんです。本当にゴルフからいろいろなことを教わってきました。ゴルフは常に自分自身との闘いですが、他のプレーヤーもいるので、そこに約束が生まれます。まず、(スタート)時間という約束があり、プレーしている間も前後の組のことを考えなくてはなりません。ここで大切なのがマナーです。

 人間には、食事をする時、道を歩いているとき、車を運転しているときなど、さまざまなシーンで守らなければならないマナーがあります。細かい部分は、文化によって違うかもしれませんが、一緒にいる相手を不快にさせないという最低限のマナーは、どこの国でも、どんな文化でも共通だと思います。ゴルフのマナーとは、そういう部分なのではないでしょうか。

 基本的に、ゴルフは個人競技です。団体戦のこともありますが、相手が打った球を打つ、というようなものとは違い、止まっているボールを自分で打つスポーツです。だから、自分自身に集中することがとても大切になります。でも、その上で同じように自分自身に集中している同伴競技者や周りにも気づかいを見せる。それこそがゴルフのマナーの基本だと思っています。ゴルフルールの最初に、マナーが出てくるのはそのためでしょう。マナーは守らなければなりません。マナーを守れるGood golferは、褒められてしかるべきです。Golf is my life.そう言い切れるワタシがしみじみ感じていることです。


◆取材構成=遠藤淳子(清流舎)

◆撮影=河野匠

◆取材協力=ザ・インペリアルCC(茨城県稲敷市)