アンニョンハセヨ~! アン・シネです。今週の「サランヘヨゴルフ」は「ミスをしないコツ」です。ゴルフでは、どれだけミスを減らすかがスコアアップにつながります。ぜひ、頭を使ってプレーして下さい。


アプローチでなるべくミスをしないコツをお話しします
アプローチでなるべくミスをしないコツをお話しします

300ヤードのドライバーショットも、30センチのショートパットも同じ1ストローク。それがゴルフというスポーツです。ドライバーショットが大きく曲がると、ケガも大きいですが、リカバリーのチャンスがないわけではありません。逆に、カップに近づけば近づくほど、つまり短い距離のショットになればなるほど、ミスがすぐにストロークに直結しやすいものです。そこで今回は、アプローチでなるべくミスをしないコツをお話ししようと思います。

アプローチでは、クラブセレクションが一番大切になります。プロは3、4種類のウエッジをバッグに入れていることが多いですが、時にはロフトの少ないウッドでアプローチをすることもあります。アマチュアの皆さんは、どんなふうにクラブを選んでアプローチをしていますか? 


確率のスポーツでもあるゴルフでは、できる限り成功の可能性が高いショットを打つのがスコアアップのコツ。そのためには、なるべく確率の高いクラブを選ぶのは言うまでもありません。

みなさんそれぞれの得意、不得意は別にして、一般的な話をしましょう。ボールが自分の近くにあって、転がす距離が長いショットのほうが、ボールを地面から浮かせて打つショットより失敗しにくいということが言えます。状況が可能であれば、パターで転がす、あるいはロフトが立っている(少ない)クラブでランニングするアプローチが最優先ということになります。

1度地面を離れたボールが、次に地面に落ちる時には、どれだけ予想通りに打てたとしても、地面の硬さや芝の生え方、スピン量などによって思いがけない動きをすることがあるからです。地面を転がっているボールなら、芝目や傾斜という事前に想定できるもの以外では、何かに当たったりしないかぎり、そんなことにはなりません。


アプローチのクラブを選ぶときは、使える中で一番ロフトの立ったクラブを使うこと
アプローチのクラブを選ぶときは、使える中で一番ロフトの立ったクラブを使うこと

つまりロフト58度のウエッジよりは52度のもの、それよりもPW、さらに9I、8Iとミスをする確率は減っていくということになります。

ですから、アプローチのクラブを選ぶときには、状況を的確に判断し、そこで使える中で一番ロフトの立った(少ない)クラブを使うこと。これがミスをしない秘訣(ひけつ)です。「プロのロブショット、かっこいいなぁ」なんてマネしても、確率は超低いということを覚えておいてください。


 ◆取材構成=遠藤淳子(清流舎)

 ◆撮影=河野匠

 ◆取材協力=ザ・インペリアルCC(茨城・稲敷市)