待望の米ツアー2勝目から1週間、先週は当初から出ない予定だったので「チーム松山」はリフレッシュ、練習、トレーニング、そしてテレビの前で東北福祉大の同期でもある(岩田)寛プロを応援する日々でした。例年、今大会の前にはロスに住む丸山(茂樹)さんのホームパーティーがあり、今年も月曜日の夜に招かれて、英樹の優勝も祝っていただきました。

 今回は予選ラウンドで、またいい組に入れてもらいました。マキロイとは昨年のプレーオフでも2週連続で回っており、リズムもいいし、回りやすいです。彼は今年初の米ツアーだし、初日から大ギャラリーがつくはず。僕らも自然と気持ちの張りが出て、より集中力が増すと思います。

 フェニックスで優勝争いしたリッキー(ファウラー)とは、その前週のファーマーズ・インシュアランス・オープン予選ラウンドでも同組、2人とも予選落ちしました。それが次週には2人でプレーオフ。英樹と「面白いよね。これがゴルフの難しさ」と話していました。調子が悪くなくても予選落ちする、紙一重、それが米ツアーのレベルの高さ。英樹にとってもプロになって、予選落ちの翌週に優勝したのは初めてです。

 日本でも米国でも「初優勝より2勝目が難しい」といわれます。英樹の米ツアー初勝利は本格参戦1年目で、シーズンの流れも分からないというか、無我夢中でつかんだものでした。今は3年目、年間のペースも把握し、これでメジャーに向けて自信、いろいろ準備する余裕などが大きくなることは確かです。

 今日(16日)はコースチェックをしましたが、今年のリビエラは水不足の影響で、ラフは深くないけど、グリーンが硬い。耐えるところは耐えて、最終日にまた優勝争いできるようにしたいです。(2016年2月18日付紙面掲載)