7月の日本プロ選手権(予選落ち)に比べて、今回の石川プロは「練習でしっかり仕上げてきた」という感じで、隣にいても安心していられました。特にショートゲームが安定してました。今日も序盤にグリーンに乗せられない場面が続きましたが、アプローチとパターでパーを取り続け、ライバルたちにつけいるスキを与えませんでした。

 中断の間は再開しても、中止になってもいいように準備しました。前日から悪天候の予報で、最終ラウンドができるかどうか、分からなかった。2人で「神のみぞ知る、だね」と話していたのです。

 攻めの姿勢がこのストローク差(5打差)に表れたと思います。11番や15番では刻む選手もいる中、アグレッシブにドライバーを振りました。攻めた結果、大ケガをすることもなかった。これからも楽しみです。(2016年8月29日付紙面掲載)