かつて「ギャルファー」を名乗り、愛称「キンクミ」と呼ばれ、何かと派手なイメージが強い金田だが、実は素直で心優しい。「本当はね、ゆうこりん(小倉優子)みたいなフワッとした、女の子らしいのが好きだった。でも、クミと真逆タイプでしょ? 今は北川景子さんみたいな女性になりたい。ちょっときつい感じだけど、カッコイイ系」。理想の女性像を語る表情に、うそっぽさはない。

 北川景子似かどうかはともかく…コース外でリラックスする時、欠かせないアイテムが、シルバーアクセサリーのジュエリーブランドとして有名な「クロムハーツ」のメガネである。「度数は入ってない。ダテです。もともとクロムハーツが好きで、ネックレスやピアスは持ってて…。それで移動の時とかにつけるために買ったんです」。値段は10万円以上! 「な? 高いやろ」と笑う父弘吉氏も、娘をまねてクロムハーツのフレームのメガネをしている。

 元祖天才少女も25歳になった昨季、賞金シードを手放した。“カッコイイ系ゴルファー”なら、シード復帰と4年ぶりの2勝目を何が何でも成し遂げたい。【加藤裕一】

 ◆金田久美子(かねだ・くみこ)1989年(平元)8月14日、名古屋市生まれ。クラーク記念国際高卒。8歳から世界ジュニア3連覇。08年最終QT1位でプロ転向、11年プロテスト合格。同年フジサンケイレディース初優勝。昨季賞金ランク58位でシード喪失、今季は最終QTランク23位で出場中。166センチ、51キロ。