<ゴルフ:全国高校選手権第32回団体の部>◇最終日◇5日◇三重・白山ヴィレッジGC(男子=キングコース6896ヤード、パー71)(女子=クイーンコース6425ヤード、パー72)◇男子39校(155人)、女子26校(100人)
女子は初日4位の埼玉栄(埼玉)が210の好スコアをマークしトータル429で逆転。22年ぶり2度目の優勝を飾った。初日首位の大院大高(大阪)は2位、前年優勝の沖学園は3位に終わった。
関東王者の埼玉栄が底力を見せた。1年生の保坂真由が4アンダーと爆発、3年の渡辺彩香が2アンダー、2年の江沢亜弥がパープレーとし、8打差をひっくり返した。この日5バーディーの保坂はパーオン16回とほぼ完璧な内容。朝に痛めた左手首にテーピングをして奮戦した。「初の全国団体戦でチームに貢献したかった」という保坂。初日3オーバーだったが、最終日に公約を果たした。
チームはこの日の朝、駐車場の隅で気合を入れた。主将の辻梨恵(3年)が「埼玉栄ー」と発声しメンバーが「ゴー、ビーバーズ(愛称)」と続いた。この一体感は1~2カ月ごとの合宿で培われたが、植草一成コーチ(36)は「みんなが気持ちをまとめたのが大きい」と勝因を分析した。「心を強く、あきらめないことを伝えてきた」という同コーチの熱血指導が見事に結実した。次期主将候補の江沢は「去年、表彰式で悔しい思いをした。来年は連覇できるよう後輩を引っ張っていきたい」と晴れやかな笑顔の中に、早くも闘志をたぎらせていた。

