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 石川遼(17=パナソニック)が挑むマスターズ開幕(4月9日、オーガスタナショナルGC)まで約1カ月に迫った。日刊スポーツでは4日から、各界著名人が石川へ激励、期待、アドバイスなど熱いエールを送る「遼くんへの伝言」をスタートします。第1回は女性初のプロ野球選手で、関西独立リーグ神戸9クルーズの「ナックル姫」こと吉田えり投手(17=川崎北2年)。17歳の同世代のプロが、石川への思いを語った。

第1回 勇気をもらってます/吉田えり投手

 遼くんにはいつも勇気をもらっています。16歳でプロになって、17歳で米ツアーデビュー。テレビで頑張っている姿を見ると「自分も」と励みになります。

吉田えり投手 日刊スポーツの連載カットに遼くんは自筆で「CHALLENGE」と書いていますよね。実は4月から男のプロの世界に飛び込む、今の私の気持ちも同じなんです。厳しい世界は承知の上。でも夢に挑戦することに意味があるし、たとえ成功しなくても、今後の人生にも絶対にプラスになると信じています。遼くんの顔からも挑戦を心待ちにしている感じが伝わってきます。恐れずにぶつかってほしいです。

 でも、同じ「17歳のプロ」と言われますが、私自身はまだプロだとは思っていません。遼くんは昨年、1年目から結果を出しましたが、私はまだ何もしていませんから。努力して、結果を出してこそプロだと思います。だから遼くんにはあれだけのプレッシャーを乗り越えたプロとしての心構えを聞いてみたいですね。

 遼くんは6歳からゴルフを始めたと聞いています。私も兄のまねをして、小学校2年から男子と一緒に野球を始めました。中3からは軟式から硬式に転向して、高校からはクラブチームで男子とプレーしてきました。ずっと一筋。そこは遼くんと同じです。でも私はたまに普通の高校生に戻って、同世代の女子と一緒に遊んだりすることにあこがれたりします。遼くんはそんな気持ちになることはないのかなあ。大人に戦いを挑む気持ちの強さが、マスターズ出場につながったのでしょう。

 ゴルフも好きなスポーツです。小学校6年の時、初めて父と練習場に行きました。最初はボールが飛ばなかったけど、だんだんとコツをつかんで100ヤード以上飛ばせるようになりました。昨年も数回、練習場に行きました。ゴルフスイングはバッティングの体重移動と似ているし、私は下手投げなので、何かヒントが得られそうで…。そういえば遼くんもバッティング練習をメニューに入れているみたいですね。野球とゴルフは共通点も多いので、いつか合同練習ができたらいいですね。

 遼くんの夢は「マスターズ制覇」と聞きました。私にも夢があります。(1)日本プロ野球組織(NPB)のチームに入る(2)女子の日本代表チームに入る(3)女子プロ野球をつくってプレーすることです。遼くんは早くも夢舞台に立つのですね。私の夢の実現はまだ先になります。まずは(関西独立リーグの)試合で、打者を抑えるという目の前の目標をクリアしなければなりません。開幕戦は27日、京セラドーム大阪。世界で戦う遼くんの姿を励みにして、女性初のプロ野球選手として、新たな道を切り開いていきます。

◆吉田えり(よしだ・えり)1992年(平4)1月17日、神奈川・川崎市生まれ。横浜市立北山田小2年から野球を始め、中川西中では軟式野球部で一塁手。中学3年秋に「千葉熱血MAKING」で硬式に転向。川崎北高に進学してクラブチーム「西多摩倶楽部」に所属していたが、昨年9月に女子クラブチーム「アサヒトラスト」に移った。同11月、関西独立リーグ神戸9クルーズから7巡目指名を受けた。155センチ、52キロ。右投げ右打ち。家族は両親と兄。








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