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 石川遼(17=パナソニック)が挑むマスターズ開幕(4月9日、オーガスタナショナルGC)まで約1カ月に迫った。日刊スポーツでは4日から、各界著名人が石川へ激励、期待、アドバイスなど熱いエールを送る「遼くんへの伝言」。

第8回 「自分」ができあがっている、何も変える必要はない/白鵬翔氏

 遼クン、まだ17歳ですか。「すごい」のひと言ですね。ちなみに自分は、24歳になりました。17歳のころは…ペーペーだったなあ。日本に来て1年半で、やっと三段目に上がったころ。「世界一」を目指す気持ちだけは、持ってましたけどね。遊びたい年ごろだけど、夢を持って打ち込めるものがあるというのは、幸せなこと。ま、遼クンは有名だから、遊べないか。

白鵬翔氏 初めて会ったのは、昨年末の「日本プロスポーツ大賞」の授賞式です。しっかり目を見てあいさつする、礼儀正しさに感心しました。そういうのがないと、若くしてあれだけのことはできないでしょうね。おかげで、すぐに仲良くなれました。「今度、食事しましょう」って約束もして。マスターズのあと、落ち着いたら行くつもりです。遼クンはまだお酒を飲めないから、おいしいものを、ね。

 ゴルフも相撲も、大事なのは下半身と体の柔らかさ。以前、遼クンが肩甲骨を前にグニャリとした写真を見て、ビックリした。あれだけ柔らかいとケガもしないだろうし、筋肉もバランスよくつく。人間の体は25歳まで成長するといいますからね。自分も172センチ、65キロだった15歳から、3年間で17センチ高くなり、体重は70キロ増えた。今が一番、体ができる時期ですね。

 体つきは変わるけど、これからは「変わらない」のも大事になります。トップに駆け上がると、それを守ろうとする気持ちが出てくる。「この地位に見合うために、何か変えなきゃいけないのか」ってね。横綱は上の番付がなく、あとは引退するしかない立場。でも、守りに入るということは、挑戦者でやってきた自分を見失っていること。遼クンはもう、心身ともに「自分」というのができあがっている。何も変える必要はないと思う。この連載の題字の「CHALLENGE」は遼くんが書いたんですよね? じゃあ、心配ないか。

 ゴルフは大好きで、3年前からやってます。1歳の娘(愛美羽ちゃん)は、将来プロゴルファーになればいいなあ、って思ってるくらいです。スコアは…最近100切るようになりました。得意なのはドライバー。280ヤード飛ばしますよ。遼クンは300ヤード以上飛ばすの!? 今度、教えてもらわなきゃ。しことかすり足とか、相撲のけいこは絶対ゴルフに生きると思う。1度、部屋に来てほしいですね。

◆白鵬翔(はくほう・しょう)本名ムンフバト・ダヴァジャルガル。1985年(昭60)3月11日、モンゴル・ウランバートル市生まれ。元小結旭鷲山の紹介で00年10月、15歳で来日。01年春場所初土俵。04年初場所新十両。同夏場所、19歳1カ月で新入幕。06年3月、大関昇進。07年5月、第69代横綱に昇進。優勝9度。得意は右四つ、寄り。趣味は読書とゴルフ。家族は夫人と1男1女。192センチ、154キロ。血液型A。








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