男子ゴルフの石川遼が“相棒”を代えて米ツアーに挑む。24日からのクラウンプラザ招待(テキサス州)から5試合続けて出場する予定で、いずれも開催コースのキャディーを起用する。

 今回の遠征には、国内外のほとんどの試合でコンビを組む加藤大幸氏が同行しなかった。石川にとって5戦とも初めてプレーする会場ばかりで「コースを隅々まで知っているのがすごく大きい」と、地元のキャディーを頼む理由を挙げた。

 クラウンプラザ招待では、会場のコロニアルCCで30年以上の経験を持つベテランをパートナーに指名。22日の練習ラウンドでは狭いフェアウエーの狙い場所を丁寧に指示してもらい「(キャディーの)技術は申し分ない。本番が楽しみ」と信頼を寄せた。コミュニケーションも「意外と問題ない。ゴルフに関する英語は気合。伝えようと思えば伝わる」と話した。

 海外での日本選手は宮里藍のように外国人にバッグを担いでもらう選手がいる一方で、気心が知れた日本人と組む選手もいる。石川は「やっぱり安心感があるのは日本人。だから最初の一歩を踏み出した藍さんはすごい」と感心した。