石川遼(17=パナソニック)が、25日の全米オープン最終予選(25日、茨城・龍ケ崎CC)で新ドライバーを使用する可能性があることが、24日に分かった。シャフトを従来より約10グラム重く(85グラム)したもので、プロ転向後初のシャフト重量変更。アゲンストや横風、雨などに強い、重い球を打つのが狙いだ。
これまでも70グラム台と比較的重いシャフトを使用してきたが、5月上旬の中日クラウンズ終了後に自らの意思で一気に85グラムのものを試し始めた。関係者によると、「重いもののほうが手だけでなく体全体で振り切れる」と手応えをつかんだという。石川のキャディーで、シャフトメーカーのグラファイトデザイン社社員でもある加藤大幸キャディー(26)も「男子ツアーでも5人はいない重さ」と話した。
商売道具であるクラブの重さには人一倍敏感なプロゴルファーにとって、わずか10グラムでも大きな違いだ。1グラム刻みの微妙な調整を繰り返すのが一般的という。しかし石川の場合、たゆまぬ練習により技術、体力がワンランクあがり、一気にプロトップクラスの重いシャフトを使いこなせるようになった。
全米オープン出場の権利を得られるのは、辞退者が出なければ5人。指定練習日と学業などの折り合いがつかなかった石川は、龍ケ崎CCでの練習ラウンドが行えずに「ぶっつけ本番」となる。25日の関東地区は不安定な天気とみられており、雨、風の影響を受けることが予想される。新兵器投入も、予選突破の1つの鍵になりそうだ。【阿部健吾】


