石川遼(17=パナソニック)が、サッカーの岡田ジャパンに刺激を受け、ゴルフW杯の出場を熱望した。11日に北海道・恵庭CC(7139ヤード、パー70)で開幕する日本プロ選手権に出場する石川は9日、練習ラウンド後にはサッカー場に移動し、報道陣とサッカーに興じてリラックス。10年南アフリカW杯出場を決めた日本代表に刺激を受けた様子で「いつかはまた日の丸を背負ってやりたい」と、11月26日開幕のW杯(中国)への出場意欲をかき立てた。

 石川の日の丸への思いがメラメラと燃えていた。「いつかはまた日の丸を背負ってやりたい。選ばれる選手に近づけるように頑張りたい」。遠くウズベキスタンの地でW杯出場を決めた日本代表に刺激を受け、「日本代表」への思いが再燃。唯一プロで日本代表として戦えるゴルフW杯出場に意欲を見せた。

 53年に「ゴルフの五輪」を理念に掲げ始まったゴルフW杯。2人一組で競う国・地域別対抗戦で、今年は中国・深センのミッションヒルズGCで11月26日に開幕する。出場できるのは各国・地域の世界ランクの最上位者と、その選手が指名した同ランク100位以内の選手。現在、同ランク97位(日本人3位)の石川は「今の時点ではチャンスがあるかも。遠のかないようにしないと」と、早速、気を引き締めた。

 07年世界ジュニアなど、アマ時代は日の丸を背負って戦った。プロを目指していたころ、大いに刺激を受けたのがゴルフのW杯だった。02年には伊沢利光、丸山茂樹組が優勝した。01年には静岡・太平洋C御殿場Cで開催され、あこがれのウッズも参戦した。「大いに盛り上がりましたよね」と、笑顔で振り返った。

 この日は午前8時から約5時間の練習ラウンドを行った後、報道陣と約90分間サッカーを楽しんだ。「ベッカムの人気が半端じゃなかった」と、02年日韓W杯を回想し、当時は放課後に暗くなるまでサッカーボールを追いかけ、その後に「ちょっとゴルフの練習をしてました」と苦笑い。ベッカムのソフトモヒカンの髪形で小学校に行き、朝礼で先生から怒られたというエピソードまで明かした。

 18年まで中国開催が決定しているゴルフのW杯だが、以降は未定。「将来日本で出来ればいいなあ~」と自国での開催も夢見る。サッカーに負けじと、日の丸を背負ってゴルフ界を盛り上げたいという意欲をみなぎらせていた。【阿部健吾】