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遼練習ラウンド1Hいきなり1オン狙った

練習ラウンドで深いラフからのアプローチショットを放つ石川遼
練習ラウンドで深いラフからのアプローチショットを放つ石川遼

 【ターンベリー(英国)9日=木村有三】全英オープン(16日開幕)に初出場する石川遼(17=パナソニック)が、本番コースでの第1打でいきなり1オンを狙った。8日に英国入りした石川はこの日、開催コース・ターンベリーで練習ラウンドを開始。スタートの354ヤードの1番パー4で果敢に1オンに挑んだ。同コースのクラブプロ、リチャード・ホール(34)も、1番1オンをコース攻略のキーポイントに指摘。その助言通り、積極的に攻めた。

 初体験の英国でも、攻めの姿勢は変わらなかった。本番コースでの練習ラウンド。石川は1番のティーグラウンドで、勢いよくドライバーを振り抜いた。1、2発目は左へ大きく曲げた。3発目。真っすぐ伸びたボールは、グリーン手前10ヤード付近のラフまで届く約330ヤードのビッグドライブで、「1オン」まであと一歩。ラウンド終了後、「ドライバーでは大きいかもしれない。グリーン周りのバンカーまで運びたい」と意気込んだ。

 実はこの1番が、大会の鍵を握るといわれる。同コースのクラブプロのホールが言った。「1番ホールは354ヤードと距離が短い。スタートホールということもあって、多くの選手は慎重にアイアンかユーティリティークラブで刻んでくるだろう。でも、リョウはドライバーが武器なんだろ? だったら1オンするチャンスはある。ここでイーグルかバーディーを取って行けば、後のホールのプレーが楽になる」。石川はそのホールと笑顔で握手を交わし、コースに出た。

 今年のコース設定は7204ヤードのパー70。前回94年大会より全長が247ヤード延びた。12ホールあるパー4のうち、11ホールが400ヤード台。唯一の300ヤード台が1番ホールだ。グリーン周りに4個のバンカーが待ち構え、逆風だと1オンも簡単ではない。だがフォロー風の場合は、304ヤード地点のフェアウエー左サイドのバンカーさえ越えれば、地面は硬くボールも転がりやすいため、1オンする可能性も十分ある。

 海岸沿いの4番パー3では、ティーショットが風に流され2発とも右ブッシュへ。名物のフェスキュー芝からの脱出に失敗し、照れ笑いを浮かべた。6番231ヤードのパー3では、2番アイアンが逆風で届かず3番ウッドに持ち替えて、グリーンに乗せた。「楽しかったです。ゴルフの生まれたところでできたのがうれしい」と初体験の本格的リンクス(海沿いコース)を存分に体感。16日の本番まであくまで攻めの姿勢で準備を重ねる。

 [2009年7月10日9時45分 紙面から]


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