男子ゴルフのサン・クロレラクラシックは30日に、北海道・小樽CCで開幕、石川遼(17=パナソニック)が「仮想全米プロ」として挑む。同コースは米国と同じくフェアウエー、ラフとも洋芝。さらに全長7535ヤードは今季日本ツアー最長で、8月13日開幕の全米プロ選手権のヘーゼルティン・ナショナルGCもメジャー歴代最長の7674ヤードとなる。ともにドッグレッグや池が絡むホールなど、戦略性に富む難コースという共通点がある。

 この舞台に「イメージが(全米プロと)合いますね。最後の1センチのパットまで全部集中します」と、石川はすっかりメジャー大会モードだ。前週セガサミー杯では、同じ洋芝でもさまざまなクラブを使ったアプローチに挑戦したが、今回はドライバーの飛距離と精度に重点を置く。「ラフを怖がって刻むと、長いアイアンの第2打でボギーの可能性が高まる。いかにドライバーで飛ばすかです」。

 強風に見舞われた昨年3日目に、プロ転向後、自己ワーストの82をたたいた屈辱も忘れていない。「去年くらいの難しいコンディションで回って、リベンジしたい」と1年間の成長にも自信を持つ。「仮想全米プロ」と「リベンジ」-。石川は「出場選手の中で一番モチベーションが高いかも。そのくらい気合が入ってます」と、どこまでも意欲的だった。【田口潤】