【上海3日=阿部健吾】石川遼(18=パナソニック)が、日本での賞金王争いに向け、好ペアリングに恵まれた。5日開幕の世界ゴルフ選手権シリーズHSBC選手権(■山国際GC)の第1、第2ラウンドで、レティーフ・グーセン(40=南アフリカ)とアンソニー・キム(24=米国)との同組が決まった。10月の米国-世界選抜対抗戦プレジデンツ杯でチームメートだったグーセンと、同杯の米国選抜の一員で米ツアーでの「兄貴分」キムとのラウンドに「堂々とできる」と士気を高めた。優勝賞金は120万ドル(約1億800万円)に決定。日本ツアーにも加算される高額賞金大会で、賞金王に向け絶好のプレー環境が整った。
縁ある世界の一流選手2人との同組に、石川の声は自然と弾んだ。「ビッグなペアリング。うれしいですね!」。世界選抜の一員として最多の3勝を挙げたプレジデンツ杯。「あの経験があるので、海外でもよそ行きじゃなくて、ちょっとずつ堂々とできるようになった」。自信の源となった大会で関係を深めた2人だけに、喜びもひとしおだった。
全米オープン2勝のグーセンとは、世界選抜メンバーとしてプレー以外でも交流を深めた。車のゲームをしていると「免許がないのに何でそんなにうまいんだ」とつっこまれ、「このゲームは日本製だからね」と冗談めかして返答することもあった。米国選抜だったキムとはマスターズ、全米プロの予選ラウンドに続く同組。年齢が近く「いつでも米国に来た時は電話しろ」と目をかけられている「兄貴分」だ。この2人なら気兼ねなく会話でき、リラックスしてプレーできる。
初コースのグリーンのアンジュレーション(起伏)のきつさにも「米国に雰囲気が近い。速さもあるけど、今日は(パットの)タッチが合っていた」と違和感はない。この日は賞金額も発表され、78人出場で予選落ちはなく、最低賞金でも2万5000ドル(約225万円)と高額。日本ツアーの賞金ランク1位で、今大会にも出場する池田を約445万円差で追う中、1つでも上の順位が欲しい。「プレジデンツ杯ペアリング」がその大きな援護射撃になりそうだ。※■は全の王が示


