今季ラスト3試合を前に、史上最年少賞金王を狙う石川遼(18=パナソニック)がライバルとの真っ向勝負を熱望した。ダンロップフェニックスは19日、宮崎・フェニックスCCで開幕する。賞金ランク1位の石川は17日、同CCでテレビマッチに出場。右手甲痛などで出場が危ぶまれる同2位池田勇太(23)との賞金王争いについて「一緒に最後まで戦いたい」と訴えた。池田も「ここまで来たらやり抜く」と明言。約550万円差のバトルがヒートアップしてきた。

 最後まで2人で力を出し切って戦いたい。賞金王レースの最終章で、石川がライバルとの真っ向勝負を強く望んだ。「池田さんの気持ちは分かりませんが、一緒に最後まで戦いたい気持ちはあります。池田さんの立場を考えると、本当に複雑ですけど」。

 先週の三井住友VISA太平洋で4位に入り、3週ぶりに賞金ランク1位の座を奪回した。一方、約550万円差の2位に後退した池田は、右手甲や左の肩と腰の痛みが悪化。残り3試合の出場が危ぶまれた。16日の宮崎移動日に偶然同じ飛行機に乗り合わせた。あいさつを交わしただけだったが、石川は池田の体調が気になった。「手首の調子が良くなってほしい」。史上最年少賞金王は、ライバルと最後まで競い、勝ち取ってこそ価値も高まると信じていた。

 今大会昨年2位に入っている石川は、予選でメジャー通算3勝の実力者ビジェイ・シンと同組になった。「すごいショットを見せてくれると思う。すごく興奮すると思う」。望み通り、池田は残り3戦の出場に意欲を見せた。石川は「自分のゴルフを貫いてやりたい」と言葉に力をこめた。【木村有三】