<米男子ゴルフ:トランジションズ選手権>◇2日目◇19日(日本時間20日)◇米フロリダ州パームハーバー、イニスブルック・リゾート(7340ヤード、パー71)◇賞金総額540万ドル(約4億8600万円)優勝97万2000ドル(約8748万円)
【タンパベイ(米フロリダ州)=阿部健吾】石川遼(18=パナソニック)が「緊急修正ラウンド」を敢行した。初日最下位の原因となったアイアン、パットの基本チェックを徹底。71で回り、通算12オーバーの154、140位で予選落ちしたが、結果を度外視し、ひたすら修正に励んだ。マスターズまで3週間。アイアンの練習量を増やすことも決め、早期の不安解消を目指す。池田勇太(24)が通算1オーバーの55位で、海外ツアー初の予選突破。首位には通算8アンダーのパドレイグ・ハリントン(アイルランド)が立った。
割り切っていた。スコアボードは見ない。石川が修正だけに米ツアーの18ホールを費やした。「そのショットがミスでもいい。良くても、うれしさもいつもより半減していたけど、今日はしょうがない」。144位の単独最下位発進につながったアイアン、パットの基本を見つめ直した。
「トップの左肩の入り方具合、右足のどこに体重が乗っているか」。前日は「型がなく、真っ白になった」とまで危機感を口にしたアイアン。最近は意識しなくても振れていた基本を再確認した。「それだけしか意識してなかったんで、ほとんど出来たんじゃないか。何かを思い出せそうな気がする」と話し、「最後の4ホールは切れがあった。もう少し打ちたかった」と振り返った。
パットも初心に帰った。パターのフェースの向きが打ち出し方向にスクエア(直角)になっているか。2年ぶりに、加藤キャディーにグリーン上で毎回チェックしてもらった。「真っすぐのラインで左を向きやすい癖があるので。確信を持って打ち、それがたまたまうまくいった」と、17番では9メートル、6番では6メートルを沈めてバーディー。平均パットも初日2・125(140位)から1・667(14位)に改善することができた。
マスターズまであと3週間。10のうち4だったアイアンの練習量を増やし、比率を13のうち7にするという。「自分の気持ちも高ぶってきた。1秒1秒を大切にしていけば良い準備ができると信じている」。20日には次戦アーノルド・パーマー招待会場のベイヒル・クラブに移動し、早速打ち込む予定だ。不安を抱えたままマスターズに向かうわけにはいかない。

