<男子ゴルフ:中日クラウンズ>◇最終日◇2日◇愛知・名古屋GC和合C(6545ヤード、パー70)◇賞金総額1億2000万円(優勝2400万円)
石川遼(18=パナソニック)が、国内屈指の難コース、名古屋GC和合Cで、世界最少スコアの58をマークした。世界ツアー史上最年少優勝、史上最年少賞金王に続く「世界記録」。日本ゴルフツアー機構(JGTO)の小泉直会長(70)は英国のギネス・ワールド・レコーズ社への申請に向けて検討に入る考えを明かした。
数々の記録を塗り替えてきた18歳が、またも偉業を達成した。スコア58は日本ツアー記録はもちろん、米ツアーの59、欧州ツアーの60を超えて、世界主要ツアーでは最少記録。JGTOの小泉会長は「限りなく世界一に近いと思う。調べた上で、本当に世界新ならば、ギネスに申請することを考えていきたい」と話した。
中日クラウンズの名古屋GC和合Cは、難攻不落のコースとして有名だ。強弱が入り乱れた風。砲台型の硬いグリーンには、これまで数々の名選手が苦しんできた。選手の間でも「ここは経験が必要」「プロの技術が問われるコース」との声が多かった。石川はたった3年で、難コースを「世界記録」で制覇してしまった。ギネス記録に値する内容だ。
石川はすでにギネス記録を持っている。07年5月のマンシングウェアKSB杯優勝時の「15歳245日」は世界ツアー史上最年少優勝と認められ、認定証も授与された。昨季の日本ツアー最年少賞金王も合わせ、将来的には「3つのギネス記録保持者」になる可能性がある。もっとも、本人は「どんな世界新記録でも、その瞬間は感動する。自分自身も、記録を塗り替えた時はうれしいが、終わればもう過去のもの」という。マスターズなど海外メジャー最年少優勝を含め、新たな世界記録への挑戦が石川を待っている。


