苦手ホールを新兵器で攻略だ。男子ゴルフのサン・クロレラクラシックは29日、北海道・小樽CCで開幕する。初の同一大会連覇を狙う石川遼(18=パナソニック)は28日、プロアマ戦で最終調整。苦手にしている2番パー4(407ヤード)攻略へ、国内初の0番アイアン導入を示唆した。

 2番ホールは260ヤード先の左側と、315ヤード先の右側に池がある。左右のラフに曲げると距離感も狂いやすく、石川も手を焼いてきた。昨年まで計8ラウンドの平均スコアは4・625。ツアーでは2番目に苦手としているホールだ。

 “鬼門”征服へ、プロアマで試したのが第1打に0番アイアンを使う作戦。狙い通りフェアウエーをとらえ、パーで収めた。低い球筋で230ヤードのキャリーと、15ヤードのランを計算できるロフト角16度の新兵器は、風が強い全英オープン用だったが、この日は2番の第1打を含めて計3度使用。「これほど使うとは思わなかった」と話し、本番でも使う可能性が高まった。

 苦手を克服すれば、来週からの米ツアー2連戦(ブリヂストン招待、全米プロ)に向けて自信も増す。「ここは海外と似ていてアイアンの距離が残るコース。アメリカにもつながる」と石川。冷静なクラブ選択と、難ホールに負けない強い心を持って、大会連覇に挑む。【木村有三】