石川遼(18=パナソニック)が、メジャーでは初の「トップ10入り」を目指す。3日、WGCブリヂストン招待(5日開幕、米オハイオ州)と全米プロ(12日開幕、米ウィスコンシン州)出場のため、成田空港から渡米した。今季メジャーで、今後につながる課題を見つけてきたことで、昨年よりも成長を自覚。トップ10入りの手ごたえを感じながら、今季最後のメジャーに挑戦する。

 石川が珍しく「トップ10」について話し始めた。空港内で行われた会見で「メジャーでトップ10に入る手ごたえを感じているのでは」と問われた。

 石川

 3日目を終えて、最終日に伸ばせばトップ10を目指せる位置で戦えるのは、メジャーではうれしいです。予選ギリギリで通っても、3日目、最終日に頑張ればトップ10のチャンスがある。あきらめちゃ、だめ。

 これまでメジャーでは「予選通過」を目標として口にしたことはある。が、具体的に高い目標を口にしたのは初めてだ。背景には、今季メジャー3試合で得た「財産」がある。マスターズでは予選落ちしたが、全米オープンでは2日目2位、3日目7位と優勝争い。全英オープンでは3日目41位から最終日70で回り、メジャー初のアンダーパーで順位も27位に上げた。

 石川

 マスターズ、全米、全英と1つ1つ違った課題が見えてきた。マスターズでは悔しい思いをした。全米オープンでは体力と精神面の強さが必要と分かった。全英ではショートゲーム。課題が見えてきたのは、自分のプレーができたからだと思う。去年は戦わせてもらえなかったので、見えてくるものが見えてこなかった。自分のゴルフをぶつけられたのは大きな意義がある。1秒1秒、大切にして戦えば、いいものが見えてくると思う。

 精神面、体力面、技術面とそれぞれの課題を見つけた。今後に生かす材料を見つける今年最後のメジャーが、昨年メジャー初の予選通過を果たした全米プロになる。

 石川

 どんなコースでも必要なのは、ティーグラウンドに立った時に、どうやったらバーディーが取れるかを考えること。そのための最善ルートを攻めていきたい。

 海外、日本の往復で疲労は確かにある。「一昨日から1日でだいぶ回復した。木曜日(5日、ブリヂストン招待初日)にいい状態に持って行く」。新しい課題を見つけることも、戦いの1つになる。