<男子ゴルフ:カシオワールドオープン>◇2日目◇25日◇高知・Kochi黒潮CC(7280ヤード、パー72)◇賞金総額2億円(優勝4000万円)

 石川遼(20=パナソニック)は通算1オーバー24位に後退。同組のアマ松山英樹(19=東北福祉大2年)は通算10オーバーの96位で予選落ちした。

 同学年のライバルが最終18番パー5で魅せた。石川、松山とともに、第2打でドライバーを選択。ともに左バンカーに入れたが、松山はバーディーを奪い、石川はパーを死守した。「直ドラ」の競演にギャラリーは盛り上がった。

 石川は75と崩れて24位に後退。初日最下位スタートの松山も73とスコアを落とし96位で予選落ちした。それでも、同学年のライバル対決で、互いに得るものがあった。石川は「一瞬一瞬楽しめたし、1球1球、攻めの気持ちでいった」と言えば、松山も「遼と飛距離は同じくらいだった。今までやってきたことは良かった」と収穫を口にした。

 石川は残り2日で、残り2戦連勝が条件の逆転賞金王へ、最後の力を振り絞る。予選落ちした松山は今日26日、東京に移動し、最終戦日本シリーズJT杯(12月1日開幕、東京よみうりCC)に備える。「最終日に遼と回りたい」と松山は最終戦でライバルとの優勝争いを誓った。