【サンディエゴ(米国)=塩畑大輔】男子ゴルフの石川遼(20=パナソニック)が、タイガー・ウッズのプレーを「教科書」にして、上位進出を狙う。26日(日本時間27日)にトーリーパインズGCで開幕するファーマーズ・インシュアランス・オープンに備え、23日(同24日)、同GC北Cで練習ラウンド。豪雨で他の選手が引き揚げる中、何度もボールを打ち直しながら18ホールをチェックした。

 07年には世界ジュニアでプレーしたこともあるが「それより08年の全米オープンでタイガーが勝ったイメージの方が強い。グリーン状態があまりよくなかったけど、その中できれいな回転でボールを転がしていた」。タイガーのイメージを追うように、入念にパターの転がりを確認した。「プロになった以上、いつかは回りたいと」と石川。理想の選手タイガーと、今の自分の「距離」をはかるのにも、うってつけの一戦になる。