石川遼(20=パナソニック)が「王者のパター」で1年5カ月ぶりの優勝を狙う。男子ゴルフのつるやオープンは、明日19日から兵庫・山の原GCで開幕する。石川は17日、新人の浅地洋佑(18)川村昌弘(18)とともに練習ラウンド。先週替えたばかりのT字形から、また新たなL字形パターを使い始め、グリーンの感触を確かめた。

 「L字形はいいストロークができればいい転がりになって、繊細なタッチも出しやすい」。全盛期のニクラウスや尾崎将も使用したパターと同形状の新兵器に、早くも信頼を寄せた。

 初夏の米ツアー参戦プランも見えた。5月24日に開幕するクラウンプラザ招待以降の4試合に出場したい意向を示し、この日は日本ゴルフツアー機構の山中専務理事とも会談して希望を伝えた。再渡米する前に欲しいのは久々の勝利。今週は新たなパターで、バーディーを量産するつもりだ。