石川遼(21=パナソニック)が3種類のクラブを変更し、2年ぶりのツアー優勝を目指す。三井住友VISA太平洋マスターズは8日、静岡・太平洋C御殿場C(7246ヤード、パー72)で開幕。石川は7日のプロアマ戦でドライバー、ウエッジ、パターを変え、得意コースをラウンドした。ドライバーは今年4月のマスターズ以来、約7カ月ぶりに0・5インチ長い45インチのシャフトに戻した上、ヘッドも体積380ccから445ccの大きさに変えた。先週のオフ期間で試しており「45インチの感覚を取り戻している」と手応えを口にした。

 また60度のウエッジはタイトリストからキャロウェイへ、パター形状もマレット型からピン型にチェンジした。クラブ3本を一気に変更するのは大胆な作戦とも言えるが、石川は「こだわりはない。良いと思えば使いたい」と柔軟な姿勢を貫いて大会制覇を狙う。