男子ゴルフの芹沢信雄(55=サンエー・インターナショナル)が校長を務める「チームセリザワ ゴルフアカデミー」の設立が、25日に都内で発表された。4月26日に神奈川・大箱根CC内にオープンする。

 芹沢は以前からゴルフ雑誌やテレビ番組などで、アマチュア向けのレッスンをし、わかりやすさが好評だった。同時に12年賞金王の藤田寛之(45)や、ツアー通算10勝の宮本勝昌(42)ら多くのプロも指導。その芹沢のゴルフ理論を同アカデミーでは、やはり芹沢の弟子でティーチングプロの資格を持つ高田順史(41)らがアマチュアに指導する。

 同アカデミーは会員制で、最初に受講する「トライアル・レッスン」、午前中は練習場でスイング指導し、午後はラウンドしながらチェックポイントを確認する「ワンデー・レッスン」、ラウンドしながらコースマネジメントやスコアメークを指導する「18ホールラウンド・レッスン」、最新のスイング解析機など使いながらプロと1対1で指導が受けられる「プライベート・レッスン」といった形がある。

 芹沢は常駐はしないが、時間が合えば顔を出す形となる。

 この日は藤田や宮本、木戸愛(25)らチームセリザワのプロ計17人が集結。芹沢は大箱根CCがホテルなど併設していることから、「ぜひご家族連れで来ていただきたいところ」。夫がラウンド中に、妻がレッスンを受けるなど、レベルに応じた対応ができるという。同時に「生涯現役」とツアープロとしての活動には思い入れがあり、「今年はまずシニア(ツアー)で1勝」と気合を入れていた。