元男子プロゴルファーで1971年日本オープン選手権を制した藤井義将(ふじい・よしまさ)氏が26日午前6時59分、福岡市内の病院で心不全のため死去した。85歳。福岡県出身。葬儀・告別式は近親者のみで行う。喪主は長男久隆(ひさたか)氏。3月22日午後1時から福岡市博多区のホテルオークラ福岡でお別れの会を開く。

 79、80年と日本プロシニア選手権を連覇。シニアを含めて通算23勝を挙げた。プロ野球からゴルフへ転向した尾崎将司選手を指導したことでも知られる。74年から88年まで日本プロゴルフ協会(PGA)理事。2004年に文部科学省のスポーツ功労者顕彰を受賞した。

 PGAの倉本昌弘会長は「選手として一流。後進の指導にも力を注ぎ、多くのプロが藤井さんの元から巣立った。心からご冥福をお祈りします」との談話を発表した。