高野健汰(沖縄・本部高2年)がギリギリで通過条件をクリアし、決勝大会(5月5~7日、岐阜・花の木GC)進出を果たした。

 参加者が2人だったため、スコアカットカット基準80以下で回り、1位にならなければならなかった。前半43で折り返したが、「ショットをコントロールしようと1番手大きいクラブを打って失敗した。後半はその距離を打つようにした」と切り替えた。

 10番で奥から4メートルを決め、11番では残り80ヤードの第2打を2メートルにつけて連続バーディー。「通過できそうな感じになったのでドキドキしていた」と緊張した。最終18番、手前にショートしてアプローチも2メートルと寄らず。ここまで8オーバーで「これを入れたら行ける」と強気に打ってパーをセーブした。大阪出身で本部高に「ゴルフ留学」し、寮生活を送っている。「大阪弁から標準語に直して、それから沖縄の言葉にするのがけっこう大変でした」という。183センチの長身で素材は一級品。「経験をもっと積みたい」と、世界を視野に入れている。