松山英樹(23=LEXUS)は決勝トーナメント1回戦で世界ランキング1位のロリー・マキロイ(英国)に6アンド5で敗れ、ベスト8進出はならなかった。

 松山は終始劣勢で、巻き返すチャンスもつくれなかった。5ホールを残しての完敗に「言葉が出ない」。ショットが乱れては、勝ち目はなかった。第2打をバンカーへ入れた1番は3メートル半のパットを沈めて分けに持ち込んだが、2番で先手を許した。その後も着実にバーディーを重ねたマキロイに対し、松山は6、7番と第1打を曲げて連続ボギーをたたくなど8番で5ダウンと大差をつけられた。

 パー3の9番で1打目をカップ左10センチに寄せたスーパーショットが唯一の見せ場。10、12番を取られ、13番で早々と負けが決まった。「マキロイも調子がいいわけじゃないのに、スコアをつくってくるのはさすが」。それでも7日からは“第5のメジャー”と呼ばれるプレーヤーズ選手権が控える。「今のティーショットじゃ予選も通れない。しっかり練習したい」と気持ちを切り替えた。