女子ゴルフの国内メジャー今季初戦ワールド・サロンパス・カップは今日7日に茨城GCで開幕する。昨年覇者の成田美寿々(22=オンワードホールディングス)は、予選ラウンドで宮里藍(29)と同組となったことで、一層張り切っている。

 成田は宮里を「神」と呼ぶほど心酔。まずプロゴルファーを目指したのは、小学生時に宮里の優勝をニュースで見て「華やかさを知った」のがきっかけだった。さらに初対面は13年ミヤギテレビ杯で、当時新人の成田に分け隔てなく接してくれたことに感激。「プロゴルファーの前に人間性として尊敬しています」。

 同大会では宮里のサインを求めるファンが長蛇の列をつくり、スタッフが宮里に「列を切りますか?」と尋ねると、宮里は「切らないでください。全員やります」と答えた。これを見た成田は見習うように、女子ツアーの主軸になった今でも全員のサインに応じている。「藍さんがいなかったら、この世界に入っていない」。宮里との同組に「思い残すことはない」と冗談めかしたが、最高の発奮材料を得て連覇を目指す。