プロ9年目の片岡大育(26=Kochi黒潮CC)が、1イーグル、4バーディー、2ボギーの67で回り通算9アンダーで、W・リー(29)と並び、首位を守った。

 今季から持ち球のフェードをドローになるようスイング改造して、飛距離アップしたのが好調の原因。「去年よりも15ヤードは伸びてます」と胸を張る。10番528ヤードパー5のイーグルは、第1打を約290ヤード飛ばし、第2打残り237ヤードを5番ウッドでピン上3メートルに乗せて奪ったものだ。

 第1日の18番ではティーショットを左に曲げて、初老の婦人の足に当てるアクシデントがあった。「プレー中はうまく謝れなかったので」とその夜、婦人の携帯に連絡すると「大丈夫。心配しないで」と言われ安心した。

 これまで何度も優勝争いしたが、まだツアー優勝はない。「あと2日、落ち着いて、あわてないで」と自分に言い聞かせるように言った。