川村昌弘(21=マクロミル)が自身初のメジャー出場を決めた。65、67の通算12アンダー、132をマークして2位通過。トップは2打差で梁津万(中国)。11アンダーで並んだ5人のプレーオフの末、藤田寛之、バーンズ(オーストラリア)、S・H・パク(韓国)も出場権を獲得した。

 川村が「ショットがキレてました」と振り返るのも納得だった。第2ラウンドの3番パー5は第2打をピンそば数十センチにつけ、余裕のタップインイーグル。準備が実った。「どうしてもメジャーに出たい」と、直前の関西オープンにはエントリーせず、22日から岡山入りして調整。先々週の日本プロの映像を見返し「かかとに体重がかかりすぎ」と修正を施した。1イーグル、11バーディー、1ボギーと結果を出し、次は28日からのミズノオープンで全英オープンの切符を狙う。

 ◆川村昌弘(かわむら・まさひろ)1993年(平5)6月25日、三重・四日市市生まれ。5歳からゴルフを始め、福井工大福井高で11年日本ジュニア優勝。11年にプロ入り。13年パナソニックオープンで初優勝。20歳96日での優勝は73年のツアー制度施行後では、石川遼、松山英樹に次ぐ3番目の年少記録。得意クラブはアイアン。172センチ、72キロ。