男子ゴルフの武藤俊憲(37=赤城CC)が今年こそホストプロの意地を見せる。今日28日開幕のミズノ・オープン(岡山・JFE瀬戸内海GC)には忘れられない苦い記憶がある。ミズノの契約プロとなって初めて臨んだ昨年大会第1日、コースのくぼみに足を取られて左足首の靱帯(じんたい)を損傷。棄権を余儀なくされた。「先週からみんなに言われます。2年分頑張らないと」と意気込む。

 上位4人に与えられる7月の全英オープン出場権も欲しいが、まずはリベンジ。「僕にとってこの大会はG1。ここで名前を売らないと恩返しにならないし、活躍しなければクビになりそう」と冗談交じりに決意をにじませた。1年前と同じ午後組のインスタートでも、悲劇は繰り返さない。