女子ゴルフの藤田光里(20=レオパレスリゾートグアム)が、帯同キャディーの行動について、日本女子プロゴルフ協会から注意処分を受けた。今日29日に開幕するリゾートトラスト・レディースの会場(山梨・メイプルポイントGC)で28日、同協会が明かした。21日に行われた中京テレビ・ブリヂストン・レディースのプロアマ戦で、藤田に帯同する男性キャディーに同伴プレーヤーを不快にさせる行動があったという。

 大会側から報告を受けた同協会は、今週に藤田とキャディーに事情聴取。トーナメント規定のキャディー規則に違反したとして、藤田には注意処分、キャディーには27日から6月7日まで実質2試合分の職務停止を命じた。帯同キャディーについて、選手への罰則が明文化されたのは今季からで、適用第1号となる。

 藤田は美人プロとして人気が高く、4月フジサンケイ・レディースで待望のツアー初優勝を飾ったばかりだった。先週はプロアマ戦の翌日、第1日のスタート前に体調不良を理由に欠場。今週も25日の段階で左手首痛のため、欠場を申し出ていた。鈴木美重子副会長によると、事情聴取時は大いに反省していたという。

 ◆キャディー規則(抜粋) 第20項に「いかなる時でもエチケットとマナーを守り、他のプレーヤーに対して心配りを忘れず」などとあり、違反した場合は罰則の対象に。過去には「1年間の資格停止」になったキャディーも。今季から選手の管理責任を促すため、罰則に<1>選手への注意<2>選手への罰金<3>帯同キャディーへの職務停止または登録取り消し、を明文化。