石川遼(23=カシオ)が16日、メジャー今季第2戦・全米オープン(18日開幕)に向け、米ワシントン州ユニバーシティープレースにある開催コースのチェンバーズ・ベイGCで初の練習ラウンドを行った。

 藤田寛之と、杉並学院高の先輩薗田峻輔、フューリクの3人と18ホールを消化した。ラフに細く長いフェスキュー芝が生い茂り、同芝を刈り込んだ硬いフェアウエーとグリーンのリンクスという“ほとんど全英”の要素に加え、フェアウエーとの境が見えず、傾斜もきついグリーンを体感。グリーンを狙うショットにイメージを働かせる一方、グリーン周りでは、パットを使ったり、グリーンに向けて駆け上がる部分にワンクッションを入れたり、様々なアプローチを試した。

 「想像力が大事になるというのが率直な感想です。全英に近い考え方かな。他人のスコアを気にせず、自分の設定した目標との戦いになると思う。1日でアンダーパーなら間違いなくナイスプレーで、それができたら上位にいけます」。

 同じ1アンダーでも、1バーディー、ノーボギーより5バーディー、4ボギーを良しとする攻撃的なゴルフを目指す。