ゴルフの「五輪対策本部強化委員会 正副委員長調整会議」が5日、都内で開催された。倉本昌弘強化委員長(59)、小林浩美副委員長(52)らが出席。終了後、倉本強化委員長は「JGA(日本ゴルフ協会)、LPGA(日本女子プロゴルフ協会)、PGA(日本プロゴルフ協会)が、きたんのない意見を交わすことができた。会合が持てたのは前進です」と強調した。

 16年リオデジャネイロ五輪は、来年7月11日付の世界ランクで出場選手が決まる。「男子(の1人)は松山(英樹)君でほぼ決まり。松山君が気持ちよくプレーするために、どういう環境をつくっていけるか」と話した。現時点で未定の監督、コーチについては8月中旬に再び集まり、話し合われることが決まったという。倉本委員長はかねて男子監督について丸山茂樹(45)が適任との考えを示しており、丸山本人も意欲を見せている。

 さらにこの日、20年東京五輪を見据えた世代の育成にも目を向けながら「たとえば、宮里藍ちゃんが持っているものは素晴らしい。男子でも今田竜二とか、世界で戦って実績を残している人間が見て、アドバイスをくれるようなことがあれば、若い子たちにはすごく大きいのではないか」と私案を披露。中長期的な視点で、サポート体制を模索していく。