ディフェンディングチャンピオンの岩田寛(34=フリー)は3バーディー、2ボギーの70で回り、1アンダーで首位と6打差の13位スタートとなった。「あまりいいところがなかった。ショットもアイアンも、パターもアプローチも…」と渋い表情。飛距離十分のティーショットは左に曲がる場面が多かった一方で「アイアンは右に行くんですよね」と首をひねる。

 それでも「ついていた」という。首位の李京勲(韓国)は7アンダーで抜け出しているが、2位以下は混戦模様。フラストレーションの溜まる内容ながらアンダーパーで回れたのも大きい。左に曲げていたティーショットが林の中に入っても、不思議と第2打が狙いやすい位置に落ちていた。運も味方に付け、第2日以降で持ち前の爆発力を発揮したいところだ。