男子ゴルフのアジアパシフィックオープン・ダイヤモンド杯は今日24日に茨城・大利根CC西で開幕、先週のANAオープンで通算12勝目を挙げた石川遼(24=CASIO)が今季国内ツアー2戦目を迎える。石川は23日、練習ラウンドを行い、新ドライバーを試して、さっそく第1日から導入する構えを見せた。

 新兵器は新型ヘッドに加え、シャフトが従来のものより20グラム重い90グラム台のもの。「重くなって、同じスピードで当たれば飛距離は伸びる」のが狙いだ。すぐに飛距離増とはならなかったが「スイングがよくなった。重いいい球が出た。体重が乗っていく感じ」と好感触をつかんだ。実戦投入については「あると思います」と即答した。

 さらにはアイアン、フェアウエーウッドのシャフトも同様のものに替えて、試打していた。前週に優勝したばかりでも、そのクラブに固執せず、常にいいものを求める。2週連続優勝に向け「思い切ってガンガン攻めていきたいですね」。守りに入らずに攻める姿勢は、コース戦略もクラブ選びでも、徹底している。