金亨成(35=韓国)は、やはり名古屋地区で開催の昨年の中日クラウンズ以来の優勝。

 「名古屋は大好きです。今回もI・J・ジャン先輩とひつまぶしを食べました。名古屋コーチンも。食べ物もおいしく、人もやさしいからいいですね」と笑った。

 プレーオフの相手はツアー29勝の片山晋呉(42)。「それを考えてしまったら、頭で負けてしまうから、ずっと自分のスイングの事を考えていました」。プレーオフ1ホール目では第1打をラフに入れ、第2打で乗せられず、グリーン左前のラフから残り63ヤードの第3打をピン手前1・5メートルにつけてパーセーブ。「今から100回打ってもパーは取れない」という会心の1打で望みをつないだ。2ホール目はフェアウエーから残り215ヤードの第2打をピン手前1・5メートルにつけてバーディーとし、競り勝った。