2大会連続2度目の出場となる松山英樹(23=LEXUS)が初戦を落とした。前回大会でもコンビを組んだアダム・スコット(35=オーストラリア)とのペアで米国選抜のバッバ・ワトソン(36)、J・B・ホームズ(33)ペアに挑んだが、3アンド2で敗戦。パッティングに苦しみ「グリーンのスピード、見た目との違いにだまされた。足を引っ張った」と自らを責めた。ティーショットを担当した8ホールのうち、パー3を除く7ホールすべてでフェアウエーをキープ。持ち味の正確性を発揮したが「今日のメーンはパッティング。入らないことには…」と悔しさをにじませる。

 第1日を終えて米国選抜が4ポイント対1ポイントでリード。過去10大会でわずか1勝の世界選抜にとっては、またもや苦しいスタートとなった。第2日は出場メンバーから外れた松山は「明後日、同じフォーマット(試合形式)の時にはいい形で迎えられるように頑張りたい」と気持ちを切り替えていた。

 ◆プレジデンツ杯ルール 米国と世界選抜(欧州以外)による、隔年開催の対抗戦。第3日までは2人1組でプレー。第2日と第3日の午後は2人のうちスコアが良い方を採用する「フォアボール」方式。第3日の午前は1つのボールを交互に打つ「フォアサム」方式。最終日は1対1のマッチプレー。勝てば1ポイント、引き分けは0・5ポイントを獲得し、4日間の合計で勝敗を決める。前回大会までは4日間で34試合を行っていたが、今大会から30試合となった。