世界選抜の■相文(ベ・サンムン・29=韓国)が地元で輝きを放った。第1日はメンバーから外れ、この日が初出場。コンビを組むダニー・リー(25=ニュージーランド)も開催コースのある仁川出身とあって、多くのギャラリーを引き連れた。米国選抜のペアはリッキー・ファウラー(26)とジミー・ウォーカー(36)。

 第1日はアニルバン・ラヒリ(28=インド)とトンチャイ・ジャイディ(45=タイ)のペアを5アンド4という圧倒的なスコアで破った難敵だったが、1アップの僅差で退けた。

 10番のチップインバーディーで追いつくと、ハイライトは最終18番。3メートルのバーディーパットを沈めて勝利をもたらし、喜びを爆発させた。「本当に、本当に大きなパットだった」。11年には日本ツアーで賞金王となり、米ツアーでも2勝。しかし、2年間の兵役に就かなければならないため、今大会を最後に、いったんコースを離れることになる。法廷闘争にまで持ち込みながら敗れての決定だけに、このまま競技を続けたい思いは強い。それでも「本当に多くの人が来てくれて、自分を支えてくれている。心強いし、興奮する」と地元開催の喜びを強調する。

 第3日の午前は松山英樹(23=LEXUS)とのコンビで米国選抜のマット・クーチャー(37)、ビル・ハース(33)ペアに挑戦する。

※■はナベブタに裴のナベブタを取る