成田美寿々(23=オンワードホールディングス)が最終18番パー4のナイスボギーで4位につけた。

 第2打がグリーン右前の松の枝を直撃。バンカーに落ちた球が完全に埋没し、アンプレヤブルを宣言して、バンカー内にドロップ。第4打のアプローチは、ピン5メートルにしかつかなかったが、これをねじ込み、ガッツポーズを見せた。

 「ナイスボギーです。バンカーに行ったら『どこ? どこ?』という感じ。カメラマンさんに『そこだよ』と教えてもらったけど、ボールのボの字も見えない状態で、ダボ覚悟でしたからね」

 長らくパットの不調に悩んできたが、3週前のTOTOジャパンクラシックで「なんだシン外して打ってるだけじゃん」と気づき、以後は上向いてきたという。「ショートパットも安定して、ミドルパットのタッチも合ってきた。残り3日、勝負できますね」。海外勢が5連勝中の国内メジャーで、日本のエースを目指すホープは頂点しか見ていない。