石川遼(24=CASIO)が6バーディー、3ボギーの67で回り、通算14アンダー、266で今季2勝目、通算13勝目を挙げた。

 2位の藤本佳則(26=国際スポーツ振興協会)、小田孔明(37=プレナス)に5打差をる圧勝にも「5打差ですか。心境的には追い詰められてる感じで、余裕は一切なかった」と振り返った。

 これで初の日本タイトル奪取となった。「実感はないですね」と言いつつ「18ホールついてきてくれるギャラリー、18番でずっと待っていてくれるギャラリーの方々に結果で応えられたら最高とイメージはしていましたけど、ここまで気持ちいいとは思いませんでした」と笑顔を見せた。

 国内男子ツアーのシーズン最終戦を勝って締めくくった。「自分で言うのも何ですが、今年の日本のゴルフツアーが素晴らしい形で終われた(笑い)。このゴルフをアメリカでできるか、世界でできるか。できると信じて、年明けからPGAツアー(米ツアー)に挑戦して、1年間頑張りたい」と誓った。