最終ラウンドが行われ、3打差の2位から出た松山英樹が4バーディー、ボギーなしの67で回って通算14アンダーの270でリッキー・ファウラー(米国)と並び、プレーオフを4ホール目で制して逆転優勝した。

 2014年6月のメモリアル・トーナメント以来、2季ぶりの米ツアー2勝目。昨年、惜しくも2位に終わった大会で雪辱を果たし、賞金117万ドル(約1億3700万円)と2シーズン後までの出場資格を得た。世界ランキングは19位から12位に上がった。

 日本人の米ツアー優勝は通算4人で計7度。複数回勝利は03年までに3勝の丸山茂樹に次いで2人目となった。

 プレーオフ4ホール目で世界ランク4位のファウラーがパーパットを外し、松山はパーを取った。

 松山の話 苦しい戦いだったが、17番でリッキー(ファウラー)がミスをしてチャンスが巡ってきた。(最終ラウンドの)18番のバーディーパットはゴルフ人生で一番いいパット。たくさんのファンの前で勝ててうれしい。2勝目を挙げることがことしの目標だったので、これからの目標は今夜ゆっくり考える。