プロ9年目の永田あおい(28=チュウブ)がツアー自己最高となる4位発進を飾った。

 前半16番でボギーが先行しながら、その後は4バーディーと巻き返した69を「前半は風が強くて苦しんだけど、アプローチがよく決まった。パットも入ってくれました」と振り返る。

 シーズン開幕1週間前、大胆な決断をした。「ショットのルーティンを替えたんです」。これまではアドレスに入った後で、何度かピンを見て方向性を確認してきた。それをボールの後ろからピンを見て、イメージを出し、アドレス後は1度もピンを見ないようにした。球の飛び出しの約50センチ前方に目印を決め、そこだけを意識して振り抜くようにした。

 「ピンを見ようと頭を上げると、背骨の位置がズレるので。不安はありましたが、開幕2戦目から徹底できるようになりました」。目の前の1打に集中し、ツアー初優勝を追いかける。