プロ3年目の柏原明日架(20=富士通)が7位に入り、賞金210万円を獲得。

 今季獲得賞金は1838万3999円となり、開幕わずか6戦目にして、昨季ギリギリ賞金ランク50位で初シードを決めた獲得賞金1791万6000円を上回った。

 早くも来季シードの目安となるボーダーを超えた格好だが「正直、本当にそこは意識していませんでした。昨年は出場試合数が限られる中で賞金シードを取るのが目標の1つでしたけど、今年はもう優勝しか考えていません。立ち位置が違います」と話した。

 最終日は前半アウトで4バーディーを奪い、通算8アンダーまでスコアを伸ばしたが、インで伸ばせずに通算7アンダーでフィニッシュした。「後半の方が難しいと考えていたので、ある意味計算通り。前半でとれるうちにバーディーを取ろうと思っていた」。今季6戦でトップ10は4度目。賞金ランク7位は日本勢で菊地絵理香の6位に次ぐ2番手。「チャンスを待つゴルフができているし、精神的にも技術的にも成長した手応えはあります」。初優勝へ、確かな道を歩んでいるのは間違いない。