野村敏京(23)が2月のISPSハンダ女子オーストラリア・オープンに続くツアー通算2勝目を挙げた。3打差の単独首位から出て5バーディー、6ボギーの73で回り、通算9アンダー、279で逃げ切った。日本人の1シーズン複数回優勝は12年の宮里藍以来となる。

 米女子ゴルフ協会(LPGA)によれば、この優勝で野村の世界ランクは36位から23位前後まで上昇する見通し。日本勢2番手の同ランク38位宮里美香(26=NTTぷらら)は今大会で50位フィニッシュ。7月11日時点の世界ランク上位2人が選ばれる8月のリオデジャネイロ五輪出場へ大きく前進した。