男子ゴルフの池田勇太(30=日清食品)が、自身初の2週連続優勝で五輪切符を引き寄せる。27日、中日クラウンズ(愛知・名古屋GC和合C)開幕前日のプロアマ戦に出場。前週パナソニック・オープンを制して世界ランク79位となり、81位の片山晋呉を抜いて日本勢2番手に浮上した。開幕まで100日を切った8月リオデジャネイロ五輪出場圏内に入り「出られるものなら出たい。オレが成績を出しゃあ、いいだけ」と意欲をのぞかせた。

 過去7戦中3度予選落ちを喫しているコースだが「自分に期待している。やった結果として、やっぱり(例年と)一緒なのか、いつもとは違うのか」と言えるのは、自身初めて4月に勝って臨めることが大きい。一方で「やっとスタートのベルが鳴った感じ」と強調し、今季初Vの祝杯も「今までで一番軽いくらい」。緩む気配は一切ない。

 ◆男子ゴルフのリオ五輪男子代表 7月11日時点の世界ランク上位2人が選ばれる。日本勢トップの14位につける松山英樹は当確で、実質残りは1枠。池田と片山に続くのは、藤本佳則(117位)宮里優作(120位)谷原秀人(123位)岩田寛(126位)とやや開きがある。