岡山・京山中3年のアマチュア三田真弘(14=神有CC)が7バーディーを量産し、首位と1打差2位につけた。

 14、15年カシオワールドに続く3度目のツアー出場で、初のアンダーパーとなる4アンダー、67をマーク。「ボギーは3つあったけど、バーディーがたくさんとれました。今まで2回は予選落ちなので、今回はどうしても予選通過したい気持ちでコースに来ました」という。

 父謙二さんに初めて練習場に連れて行ってもらったのが、3歳のとき。以来、コーチにつかず、ひたすら独学で腕を磨いてきた。独特な内股のスタンスから、ドライバーの平均飛距離はツアープロのアベレージと言える約280ヤード。高低差が激しく、OBゾーンのプレッシャーも強いコースで、状況次第でドロー、フェードを打ち分けるなど、14歳と思えぬ成熟度の高さを見せる。

 20日に予選通過を決めれば「14歳51日」でツアー2番目の年少記録となる。好きなプロはローリー・マキロイ。将来の夢を「世界ランク1位」と語る少年が、石川遼のツアー最年少優勝記録「15歳245日」も視界に入る好スタートを切った。