近藤共弘(38=ネスレ日本)が思わぬトリプルボギーでV戦線から後退した。

 5バーディー、ノーボギーの猛チャージで、首位ストレンジと2打差に迫って迎えた18番パー3。7番アイアンの第1打がグリーン右池とラフの境目にある縁石を直撃、大きく右に跳ねて、約30ヤード離れたOBゾーンに転がり出た。

 「体が開いたミスだったんだけど、おまけがついちゃった」。池ポチャだったら、池の横にドロップ。アプローチを寄せてボギーで抑えることが可能だったが、打ち直しの第3打がピン奥15メートルに乗り、3パットしてしまった。

 2打差から5打差へ。「(優勝とか)何も意識していないですよ。ただ調子はいいので…。ちょっとショットが狙いから外れたら、たたいてしまうコースだし、今日のようなプレーができれば、ワンチャンスあるかな」。意識しないと言いつつ、悪夢のような出来事に悔しさを隠しきれなかった。