男子ゴルフのミズノ・オープンは今日26日に岡山・JFE瀬戸内海GCで開幕し、全英オープン(7月14日開幕、英ロイヤルトゥルーン)の出場権をかけた戦いが始まる。本大会4位以内(有資格者を除く)には出場権が与えられる。23日に全米オープンの日本予選を突破した谷口徹(48=フリー)は、勢いに乗ってメジャー2大会連続出場を目指す。

 谷口のメジャーへの意欲は衰えを知らない。36ホールの長丁場となった全米オープン予選を「年に1回のトライアスロン」と過酷さを強調しながらも、見事に突破。日本選手歴代2位となる10回目の出場を決めて「エネルギーをもらった」とますます元気だ。

 全英切符がかかる今大会にも「そろそろ優勝しないとね」と、25日のプロアマ戦の後は舌も滑らか。「チャンスは自分でつかまないと」と言い、「僕は(メジャー)2個狙っているからね」。全米オープン予選を回避する若手に向け「世界では20代が活躍しているのに」と、独特の谷口節で叱咤(しった)した。

 「まだ気分は30代」と言い、「年齢非公表にしてほしい」と笑いを誘う。メジャー舞台に向け「(世界ランク1位の)J・デーの2番アイアンに(ドライバー飛距離で)負けてられない」と、トレーニングにも熱が入るという。

 ◆全英オープン出場有資格者 日本ツアーでの資格では現時点で、昨年の日本オープン覇者=小平智、昨季賞金ランク1位=金庚泰(韓国)、同2位=宮里優作が出場権を持つ。ほかに日本選手では松山英樹が米ツアーの資格で出場。